教育理念「愛と奉仕」に基づく人間教育

「出会い」が培う人間性
―“Student First” をモットーに―
- 学長 毛利 猛
- 山陽学園大学 / 山陽学園短期大学 学長 修士(教育学)
山陽学園は、1886(明治19)年にキリスト教主義に根ざした近代的な女子教育を求める人びとの強い願いから生まれました。今年で創立140周年を迎えます。学園の基礎を築いた上代淑先生は、生徒と教職員に「愛と奉仕」の教えを説かれ、その教えが本学の教育理念として脈々と受け継がれています。
「愛と奉仕」という理念をどのように具現していくか。このことは山陽学園で教え学ぶ者一人ひとりに等しく課せられた実践的課題です。本学は、この「愛と奉仕」という教育理念のもとに、学生たち一人ひとりの成長と、成長につながる出会いを大切にする教育を行っています。
本学の“Student First”というブランドメッセージは、「あなたが変わる出会いがある」という言葉とセットになっています。人間の成長は様々な「偶然の出会い」によるところが大きい。山陽学園大学・山陽学園短期大学という「成長の舞台」で、学生たち一人ひとりの側からは「偶然の出会い」のように見える成長の機会を、私たち教職員の側からは、意図的計画的に「整えて」いきます。私たちは「成長の旗振り役」として、学生たちがこの働きかけに積極的に応えてくれることを願っています。
山陽学園大学・山陽学園短期大学の教育には、二つの特色があります。一つは、「愛と奉仕」という教育理念と結びついた人間教育を大切にしていること。もう一つは、どの学部学科においても、実践的に学ぶことを重視しているという特色です。本学に入学した学生たちは、入学時からキャンパスの内外での体験活動・実習活動とその省察(振り返り)を行いながら、それぞれの専門領域での学びを深め、実践力を培っていきます。
実践的な教育を行う上で、何よりもアドバンテージになっているのは、本学と地域社会との結びつきの強さです。学生たちは、授業のなかで地域をフィールドとし、地域の課題と向き合うことで、あるいは課外のボランティア活動や大学の地域連携事業に参加することで、実践力を高めると同時に人間的に成長しています。
山陽学園大学・山陽学園短期大学は、前身の山陽英和女学校の開設から数えて、今年で140年目。この間、地域とともに歩む学園として、「愛と奉仕」を体現する多くの優れた人材を世に送り出してきました。
私たちは、社会のために、共に生きる人々のために貢献する意欲をもつ人が、仲間と高め合いながら、山陽学園での学びを通して成長していくことを、全力で後押しします。意欲に溢れる皆さんの入学を心待ちにしています。
教育の理念愛と奉仕
山陽学園は、明治初年わが国における女子教育の黎明期に、いち早く地方の先覚者によって創設され、その後上代淑を教師に迎え、その献身的な人格教育によって女子教育において高い評価を得ました。現在、山陽学園は中学校、高等学校、大学、短期大学、大学院ならびに附属幼稚園を持つ総合学園を構成しています。その教育の基調をなすものは「愛と奉仕」の精神であって、この精神を培うことによって人格を高め人類社会に対する連帯の意識を養ってきました。「愛と奉仕」の精神は上代淑によって教えられ、かつ実践され、その理念は山陽学園の教育の精神として伝えられています。
上代 淑かじろ よし
1889(明治22)年、山陽学園の前身である山陽英和女学校に着任。その後米国に留学し、アメリカ女子教育の母と呼ばれるメリー・ライオンの精神を学ぶ。帰国後、再び本学園の教壇に立ち、日本の女子教育の基盤を築く。敬虔なクリスチャンである上代 淑は「愛と奉仕」の精神を携え、1959(昭和34)年に世を去るまで、その生涯を教育に捧げた。

上代淑先生日々のおしえ
上代淑先生遺訓「日々のおしえ」マーク入り
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※上代淑先生遺訓「日々のおしえ」は、本学の授業科目「知的生き方概論」で使用している教材です。本学教育リソースの無償公開の一つとして掲載しておりますので、講義等の教材や自主学習ツールとしてご活用ください。




































