令和8年度「行政の諸課題解決のための大学生による多角的アプローチ事業」(岡山県委託事業)の一環として、8月26日(水)・27日(木)の2日間、津山市にて地域調査およびワークショップを実施しました。本事業は、本学ビジネス心理学科・上地玲子教授(研究代表)と松浦美晴教授による研究プロジェクト「若者の感情接続を基盤とした主権者教育モデルの構築―『推し文化』にみる継続的参加メカニズムの応用―」に基づくもので、赤磐市・津山市・岡山市・高梁市の4市で展開しています。

 8月26日(水)には、本学学生5名が津山市内で現地調査を行い、地域の実情を肌で感じながら翌日のワークショップに向けた準備を進めました。

 続く8月27日(木)には、美作大学にて主権者教育ワークショップを開催。本学学生5名と美作大学の学生13名が合同でプログラムを企画・運営しました。当日は、岡山県議会議員1名、津山市議会議員3名、地域の企業経営者1名にご参加いただいたほか、最後には前津山市教育長の有本先生にもお越しいただきました。

 ワークショップでは、「出会う→調べる→応援する→育つ→喜ぶ」という推し文化に共通する行動プロセスを、地域や政策への関心・参加のプロセスに重ね合わせながら、参加者が自分自身の「推し」を起点に地域政策を考える構成としました。プログラムの中盤には、参加者同士が自分の「推し」の魅力を語り合う時間(推しPRタイム)を設け、その熱量を地域の政策や取り組みへの関心へとつなげる体験を提供しました。

 地元事業者・株式会社すえ木工の須江氏にもご参加いただき、須江氏のチームと学生が共にディスカッションを行う中で、津山市内の若者向けイベント構想「ミッドナイト津山(MNT)」「Go To Okayama(GTO)」というアイデアが生まれました。

 ワークショップ後のアンケートでは高い満足度が得られ、「推し」という身近な切り口から地域や政策を考えることへの手応えが感じられる結果となりました。

 本事業は、こうした取り組みを通じて、若者の主体的な社会参加を促す「岡山県主権者教育モデル」の構築を目指しています。今後、岡山市・高梁市でも同様のワークショップを予定しており、令和9年2月の成果報告会に向けて取り組みを重ねていきます。

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