2026年7月9日、広島県立大門高等学校で開催された探究学習フェスティバル「D!フェス」において、本学ビジネス心理学科の黒田麻衣子准教授が「人はなぜだまされるのか?―AI時代のファクトチェック」と題した探究型授業を行いました。

 「D!フェス」は、生徒が興味・関心に応じて講座を選択し、大学教員や企業・研究機関の専門家から学ぶ探究学習プログラムです。黒田准教授の講座には約130人の受講希望があり、教室の収容人数の都合から抽選で約90人が受講するなど、高校生の関心の高さがうかがえました。

 講座では、生成AIを活用しながら、フェイクニュースやSNS上の情報をどのように見極めるか、人はなぜ誤った情報を信じてしまうのかを、心理学の視点から考えました。一方的な講義ではなく、クイズや実演、グループでの話し合い、AIを活用した演習を交えながら、高校生一人ひとりが主体的に考え、意見を交わす150分間の探究型授業となりました。

 受講した生徒からは、
「AIを使わないのではなく、正しく活用することが大切だと分かった」
「一つのAIだけではなく、複数のAIや情報源を比較してファクトチェックしたい」
「人は心理的な影響を受けてだまされることを学び、情報をうのみにせず、自分で考えることの大切さを実感した」

など、多くの感想が寄せられました。また、「話を聞くだけでなく、実際に体験することで理解が深まった」「今後の生活や進路にも生かしたい」といった声も多く、学びを自分自身の行動へ結び付ける様子がうかがえました。

 生成AIが身近な存在となった今、情報を主体的に読み解き、自ら考え判断する力はますます重要になっています。ビジネス心理学科では、心理学とAIを融合した学びを通して、これからの社会で必要となる情報リテラシーや課題解決力を育む教育・研究活動に取り組んでいます。