「岡山市・岡山市文学賞運営委員会」「岡山市立幸町図書館」の主催による「岡山ぶんがく街歩き」の講演と街歩きが3月22日に開催され、本学科の田辺大藏教授が講師を務めました。
 講演では、『吾輩は猫である』『坊っちゃん』など、現代でも広く読み継がれている作品を残した夏目漱石、その弟子で『第一阿房列車』『ノラや』などユーモアと風刺に富んだ作品で知られる内田百閒、さらに小説『濹東綺譚』や日記『断腸亭日乗』など独自の視点で都市と生活を描いた永井荷風を中心に、明治から昭和にかけて活躍した文豪たちの作品を手がかりとして、文学を通して岡山の街を読み解く視点について紹介しました。
 講演後には実際に街へ出て、日常の風景が文学を通して違った景色として見えてくることを体感できるよう、三人の作家に加えて岡山ゆかりの文学者にも触れながら、見どころや文学散策の楽しみ方を案内しました。
 なお、本講座は受講予約開始から約30分で定員に達するほど好評を博しました。そのため、同内容の講演を新年度に改めて実施する予定です。
 地域の文学資源を活用した本学科の教育・研究活動の一端として、今後も文学を通した地域文化の魅力発信に取り組んでいきます。