2025年8月17日(日)~22日(金)、本学科2年の藤井彩花さんが「2025年岡山県青少年江西省訪問プロジェクト」に参加しました。このプロジェクトは江西省と日本の青少年同士の交流、相互理解の促進を目的に実施されるもので、昨年度も本学科の学生が同プロジェクトに参加しています。
 今回は、同プロジェクトに参加した藤井さんに中国江西省の話を伺いました。聞き手は言語文化学科の山田先生です。

 
山田:今回、プロジェクトに参加しようと思ったきっかけは?

藤井:私は大学で中国語を履修しているのですが、中国語担当の班先生から、このプロジェクトがあることを教えていただきました。昨年先輩たちが参加し、とても楽しくて、そして勉強になったというのを聞いていたので、是非私も行ってみたいと思い応募しました。

山田:今回が初めての海外だったんですか?

藤井:そうなんです(笑)初めてのことばかりで、驚きの毎日でした。
   8月17日に関西国際空港から南昌昌北国際空港へ行ったんですが、空港に降り立ってからはすべてが中国語。日本語が一切ない世界というのが私にとっては新鮮でした。

山田:大学で学んだ中国語が役に立ちましたか?

藤井:はい、あいさつや簡単な会話は問題がありませんでした。ただ、複雑なことを伝えたいときは、英語も通じないので、スマホの翻訳アプリなどをうまく使ってコミュニケーションを取りました。現地の大学生と交流する機会があったのですが、その時は彼らがとても上手な日本語で話してくれました。日本語がこれほど上手に話せるのはすごいと思いました。そして、中国の学生はみんな親切だったのが印象に残っています。

山田:現地での生活はどうでしたか?

藤井:本場の中華料理は本当においしかったです。チャーハンも日本のものとは全く違う味ですし、名前も分からない料理もたくさんありました(笑)日本の中華料理は日本人に合わせているのかなと思いました。スパイシーな料理もあっておいしかったけど、涙が出るほど辛い料理がありました。「辛い」にもいろいろあって、舌がしびれる料理もありました。

山田:いろいろなことを学びましたね?

藤井:はい。中国のことを学ぶ貴重な機会になったのですが、それと同時に、自分の考え方を変えるきっかけになりました。

山田:というと?

藤井:私はこれまでそれほど何か積極的に行動に移すタイプではなかったのですが、今回の体験から、何かチャンスがあったら、まずはやってみよう、行ってみよう、見てみよう、学んでみようと思い切って挑戦することが大切なんだと感じました。実は、私は今回、歓迎レセプションの一部で司会をしました。普段はそういうことを避けていたけど、今回このような体験をして、何か自信が付いたような気がします。これからは何事にも積極的にチャレンジしていこうと思います。

山田:自分を変える良いきっかけとなったようですね。

藤井:それから、自分の目で中国を見たり、中国の大学生と交流したりして、テレビやネットで流れてくる印象は必ずしも正しいものばかりではないし、自分の目で見て確かめることが大切だと思いました。

山田:そうですね。自分の目で見ること、そして自分とは異なる文化を拒絶するのではなく、理解しようと努めること、これこそ言語文化学科で学んでほしいことです。これからも、積極的にいろいろなことにチャレンジしてください。今日はありがとうございました。

藤井:ありがとうございました!!

瑶里古镇視察

陶陽里歷史文化街区視察

日本では見慣れない中華料理も体験

とてもいい経験になったと話す藤井さん