玉野市出身の作家、高嶋哲夫先生を講師にお招きした夏季集中講義「日本作家作品研究」を9/8~9/11に開講しました。このうち9/10の午後には、吉備路文学館でも授業を行いました。

 「日本作家作品研究」は、平成21(2009)年の総合人間学部設置以来、高嶋先生を講師にお迎えして17年続いている科目です。計15コマの講義の中で、小説の基本的な構成、書き方や、映画、ドラマ、漫画といった他の媒体との関係性など、小説を様々な角度から考えることで、読書と創作の楽しみを知ることを目標にしています。

 今年度は言語文化学科、ビジネス心理学科に在籍する学生18名、大学コンソーシアム岡山の単位互換制度を利用した他大学の学生1名、聴講生1名の計20名が受講しました。

 高嶋先生は、『ミッドナイトイーグル』『M8』『TSUNAMI津波』『東京大洪水』『首都感染』『首都崩壊』などの他、『いじめへの反旗』『アメリカの学校生活』『カリフォルニアのあかねちゃん』『風をつかまえて』『神童』『塾を学校に』『公立学校がなくなる』といった教育関係の著作も多数あります。

<高嶋先生からのメッセージ>
 最近は、『ダーティー・ユー』の映画化に向けて積極的に活動しています。この作品は、現在『いじめへの反旗』(集英社)に改題されていますが、映画は、本を越えて多くの人々に届く力があり、特に子どもたちに与える影響は大きく、視覚や聴覚を通じて心に直接訴えかけることができると考えます。さらに映画を核にして、「いじめを考える日」を制定し、私教育の力を一つにして日本の教育を変えたいという壮大な構想があります。詳細については、以下の関連リンクよりご覧ください。

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