言語文化学科3年の関夏味さんが、操南公民館で、小学生の夏休みの宿題(ドリルなど)のサポートをするボランティアに参加しました。


子どもたちに挨拶をする関さん
関さんは教職課程を履修し、将来は国語教員を目指しています。

 言語文化学科には、「異文化」について理解を深める「異文化理解演習」という授業があります。「異文化体験」は外国に行かなければできないと思っていませんか?そんなことはありません!ジェネレーションギャップという言葉がありますが、これは異なる世代間で生じる価値観や考え方、行動様式などの違いのことです。そして、幅広い年齢層の地域の方々と交流させていただくことができる公民館活動は、まさに「異文化体験」をする絶好の場なのです。

子どもたちに楽しく勉強を教える関さん

 今年の夏は、操南公民館でたくさんのイベントが開催されます。言語文化学科の学生がボランティアとして参加し、たくさんの「異文化体験」をさせていただきます!

ボランティア修了証を頂きました。

【ボランティアに参加した関さんの感想】

 操南公民館で行われた「夏休みの宿題大作戦!」に参加しました。小学生たちが思い思いに課題に取り組む姿を見守りながら、机間を回ってサポートする活動です。最初はどこまで声をかけていいか迷いましたが、「先生、ここ分からない」と声をかけてくれる子も多く、自然と会話が生まれていきました。

 中には、10ページ以上も終えている児童もいて、その集中力とやる気には驚かされました。一方で、問題の意味がうまく読み取れず、立ち止まってしまう子もいました。そうした場面では、「この言葉、どういう意味だと思う?」など問いかけを工夫しながら、一緒に考えることを意識しました。ただ答えを教えるのではなく、子ども自身が自分の言葉で説明できるようになる瞬間には、特にやりがいを感じました。

 活動を通して、小学生の学びを支えることの難しさと楽しさの両方を実感しました。教える立場に立つことで、自分の説明力や観察力も問われるのだと感じました。限られた時間の中で、子どもたち一人ひとりに寄り添うにはどうすればよいか、これからも考え続けていきたいと思います。

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