VRゴーグルを装着して火災を体験!

  本学こども育成学科では、昨年度岡山市と締結した包括連携協定に基づく取り組みの一つとして岡山市消防局と連携し、「防火」をテーマとした授業を行いました。
  この連携授業は、幼稚園教諭や保育士を目指す本学学生が、「VR火災体験」などを実際に 体験したり、子どもが遊べる防火カードゲームの遊び方などを教わることで、学生自身の防火・防災意識を向上させるとともに、将来的な子どもの防火意識向上、さらには幼児から「防火の輪」を広げることにつなげていくことを目的として、初めて実施しました。

  全2回の授業のうち1回目の授業では、消防業務の内容や実際に岡山市消防局管内で発生した火災の状況・事例について映像を交えながらお話しをいただいた後にVRゴーグルを装着して火災を体験しました。
 ゴーグルの中の映像は、学生自身が火災発生直後の現場に居る設定になっており、360度の視界の中で炎や煙がどのように拡がったり、どんな動きをするのかを観察することができました。

  学生はこの授業を通して改めて「火災の怖さ」を実感したのではないかと思います。
  これを機に「防火」の意識を高め、その大切さを伝えていってくれたらと思います。

  次回は「防火カードゲーム」について学びます。

 

カードゲームで火災のストーリーを学ぶ!

  先週に引き続き、岡山市消防局と連携し、「防火」をテーマとした授業を行いました。

  今回の授業では、「防火カードゲーム」の使用法(遊び方)について学びました。このカードゲームは赤色(火元)、青色(着火物)、紫色(経過)、緑色(初期消火)、黄色(出火場所)のイラスト入りカードを組み合わせることで、火災の原因から対処法までを学ぶことができます。
  また、工夫次第で様々な遊び方が考えられるため、近い将来、幼稚園教諭や保育士になった際にも是非とも活用して欲しいとのことでした。

  授業の後半では、火災から命を守る4タイプの診断を学生それぞれが実施し、自身が「行動」と「判断」のどちらに時間がかかるタイプなのかを把握したうえで、火災に気づいて避難するまでの自分の行動を整理し、「我が家の避難行動」という自分なりの行動を予め想定しておく作業を行いました。

  最後に、二週に渡ってご講義いただいた岡山市消防局、消防団の皆様、本当にありがとうございました。今回の授業をきっかけに、学生自身はもちろんのこと、将来的な子どもの防火意識向上、さらには幼児から「防火の輪」を広げることにつながることを切に願っています。