高校生による地域課題解決の提案やアイデアを顕彰する「地域マネジメントコンテスト」を開催しました。甲乙つけがたいすばらしい応募作品15件の中から1次審査を通過した5件5校による発表、最終審査を行いました。

食材マコモタケの生産に伴う廃棄物を活用して、家畜の飼料作りに励む、おかやま山陽高等学校(浅口市)の作品が最優秀賞に輝きました。
同校は、マコモタケの食用されず廃棄される部分にタンパク質や食物繊維が豊富にあることに着目し、昨年から校内でマコモを栽培し、乾燥、発酵なども行い、2年がかりで飼料を完成させました。
飼料は海外から多くが輸入されていますが、これをできるだけ地産地消にすることで、国外の経済状況に左右されず、また、CO2排出削減・温暖化防止に貢献できることなどが高く評価されました。
現在、ロシアによるウクライナ侵攻の影響により、飼料不足、飼料価格高騰が世界的に問題となっていますが、こうしたリスクの回避にもつながります。

各高校の発表はすばらしく、発表した高校生は、審査員の方々からの質問にも立派に回答していました。各高校には、今後も課題解決への探求を継続していただきたく、また、本学も高校生と地域をつなぐ活動を支援していきます。

地域マネジメントコンテストの結果は下記の通りです。
▽最優秀賞:「まこもの飼料化による持続可能な循環型農業と副次的効果について」おかやま山陽高等学校
▽優秀賞:「どんかっか協賛企業CM作成プロジェクト」倉敷鷲羽高等学校
「津商ブランド~珈琲でブレイク~」津山商業高等学校
▽岡山商工会議所会頭賞:「地域の果物で岡山市のお土産開発!」瀬戸南高等学校
▽奨励賞:「車椅子ユーザーの視点に立って…」烏城高等学校

山陽新聞に本件についての記事が掲載されました⇒ https://www.sanyonews.jp/article/1314745

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