修了生のご紹介

2023年3月15日の学位記授与式に2名が出席されました。心より祝福を申し上げます。本学での大学院生活を振り返り、ご感想をいただきました。

【M.Fさん(精神看護CNSコース)】
私が大学院に進学し精神看護CNSを目指したのは、15年間身体科病棟に勤務した後、身体科・精神科併科病棟へ配属され、患者さんにどう関わればいいのか悩んだことがきっかけです。いろいろ知識を教えてもらおうと受け身でいたために、プレゼンテーション中心の講義に初めは戸惑いました。しかし知識や理論は最低限必要な道具にすぎず、自分・患者さん・スタッフに起きている現象を言語化し、一緒に考えていくことが必要であることを学びました。実習では自分の欠点がよく分かりつらい思いもしましたが、指導者の方、先生方が丁寧にアドバイスしてくださり、支えてくださいました。修了後は病院に戻り、CNS資格取得を目指して1つ1つの事例を大事に振り返っていこうと思っています。

【E.Kさん(看護学研究コース)】
私は臨床Nsと臨床指導者として30年以上が過ぎたころ、長年の夢が叶い大学院で学ぶチャンスをいただきました。待望の授業が始まりましたが、プレゼンテーションの資料作りでは、なかなかポイントを突いたまとめ方ができず、もがく日々が続きました。その中で深く学ぶ、深く理解するとはどういうことなのかを先生からのご指導や他の院生の発表から学び、上っ面だけを知って自己満足しかけている自分の姿にも気づくことができました。そして、修士論文作成では、うまく運ばないことが重なり一時期諦めかけた時もありましたが、先生方が励まし続けてくださり、どうにか修了にたどり着くことができました。修了後、学びをどう生かせるかは未知数ですが、若い方たちの理解者としての気持ちを忘れず、体験する中から丁寧に探っていきたいと思います。

≪教員一同~お二人の今後のご活躍を応援しております!!≫