12月11日(日)、G棟302教室にて、山陽学園大学看護学部保健師課程を選考し卒業後すぐに保健師として活躍されている保健師の集いを開催しました。卒業生のお声掛けにより、今回は公衆衛生看護学領域の教員が場の設定をしました。
 保健師課程が選抜制になってから初めての卒業生が平成27年度に卒業しています。その後現在に至るまでに、20名が岡山県内、山陰、四国、九州、東京と西日本エリアを中心に活躍しています。新型コロナ感染症の第8波が懸念される中、さらに年度末の忙しい時期でしたが、約半数の10名が参加し、卒業後から今に至るまでの近況を語り合う場となりました。
 すでに結婚されて育休中の方、もうすぐ出産を迎える方、結婚と仕事の両立に悩み中の方、4月の異動でようやく新しい仕事に慣れた方、新型コロナ対応で相変わらず忙しい日々を送っている方、母子保健、精神保健、介護予防事業、難病対応等、それぞれの分野での活動と現在の課題など、公私を含めた様々な話題で盛り上がりました。これからの長い職業人としての人生の中で、保健師としての原点に立ち返り、様々な出来事を回帰し、仲間とのつながりにエネルギーを得て、明日の活力につないでいけるひと時だったのではないでしょうか。3時間はあっという間に過ぎ、それぞれの思いを温めたまま解散しました。
 これから先も本学を卒業し、保健師の後輩が旅立ちます。日頃は離れていても、保健師活動が目指すところは共通です。広い空の下で、其々が自分の足元を固める地道な活動が、いつしか花を咲かせ、住民生活に健康というかけがえのない幸せをもたらすのだと思います。
 卒業年度ごとに、本会の世話人が決まりました。今後自発的な活動として継続し、会の輪がより発展することを祈念します。卒業後数年してから保健師になられた方もご参加いただければと考えます。

当日の集合写真です。お問い合わせは、公衆衛生看護学領域教員まで。